【遺伝子コンプレックス】感想 第六回 今週のオススメなろう小説 

2018年8月9日

今回紹介するのは、以前も別の記事で紹介していた小説。

【僕は、お父さんだから(書籍名:遺伝子コンプレックス)】を再度紹介したいと思います!

2018年五月 無事完結おめでとうございます。

リンク: https://ncode.syosetu.com/n0586cp/

 

以前の記事はこちら

ノベル化され出版もされています。
遺伝子コンプレックス (プライムノベルス)

 

 

以前の記事を書いた時は第三部が終わったぐらいで、更新期間からみて第四部は来年にかと思っていました。

ですが昨日思ったよりも早く第四部の更新が始まったので、良いタイミングだと思い今週のオススメなろう小説に選びました!

その後無事完結いたしました。

あらすじ

遺伝子最適化が合法化され、日本人は美しく優秀であることが一般的になった。そんなご時世に、最適化されていない『未調整』の布津野忠人は、三十歳にして解雇され無職になってしまう。ある日のハローワークからの帰り道、彼は公園で完璧なまでに美しい二人の子どもに出会った。
「申し訳ありませんが、僕たちを助けてくれませんか?」
彼は何となく二人と一緒に逃げ回ることになり、次第に最適化された子どもの人身売買の現場へと巻き込まれていく。

――これは『未調整』の男と『モドキ』の子どもが、本物の『家族』になる物語。

 

 

 

日本を導く為に作られた少年ロクと、出来損ないの父、布津野との世界を巻き込んだ家族愛の物語

布津野という少し変わった男に助けを求めたロクとナナだったが、今までの環境故か、人間らしい感情を持っていなかったロク。

そんなロクを時には褒め、時には叱り、そして守る事で子どもたち二人は最適解を導き出す唯の装置から、ただ正解を求めるだけの機械じゃない。

相手を思いやれ、感情を持つ一人の人間へと成長して行きます。

布津野さんの影響は子どもたち二人だけに留まらず、最適解と呼ばれたロクやナナ、その他敵国へ回った人間や政府高官、兵士となったデザインチャイルド達など沢山の人達にその影響を与えていきます。

 

本作の魅力

本作の魅力は何と言っても布津野さんでしょう。

布津野さんは頭がいいわけでも、格好いい訳でもない唯の一般人のおっさん(武術はかなり立つ)ですが、布津野さんの特徴を挙げるならただ一言。

布津野さんはとてもいい人。

ただそれだけです。

布津野さんは家族が傷つくのも、他の人が傷つくのも嫌うような、自分を殺しに来る様な人だって助けようとするようなそんな善人です。

本作は政治の裏側を描いたドロドロした場面が多いのですが、そんな世界において布津野さんというキャラクターは、登場人物たちの中だけでなく、読んでいる読者にまでも癒しのおっさん枠となっています。

また、布津野さんその人に安心感があって、どんな窮地であろうと、一般人である布津野さんが来てくれれば何とかなる。そう漠然と思わせてくれる。それが布津野さんなんです。

布津野さんという魅力に影響され、登場人物達は勿論、読者までもが布津野さんというおっさんに癒やしと安心感を得るという、少し変わった小説です。

遺伝子操作や政治の裏側、人身売買、マフィアや特殊部隊などきな臭い内容が沢山出てきますが、本作の面白さは布津野さんというごく一般的だけど、ほんの少しやさしいおっさんを、読んでいく内に段々好きになっていく点だと思います。

 

チートものや魔法、ファンタジーが多い小説家になろうの中では珍しい分類の作品ですが、とても面白いのでオススメです。

 

 


おすすめなろう小説記事が増えてきたのでまとめました。