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【決める基準はたったの1つ!】つみたてNISAの選び方と必要な考え方

投資を始めようと考えている人に真っ先にオススメ出来るのが、つみたてNISAとiDeCoです。

今回はつみたてNISAについてどのように考えてファンドを選べば良いのか、考え方と銘柄の紹介をします。

まず最初に、私がオススメする「つみたてNISA」の銘柄は以下の4つになります。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

この銘柄の中から、自分の投資スタイルにあうものを”1つ”選んで購入するのがベストだと思っています。

この4銘柄を選ぶ理由と、つみたてNISAの活用法について考えていきたいと思います。

つみたてNISAの銘柄はどれを選んでも外れは無し

まず最初にですが、つみたてNISAに選ばれた銘柄はどれを選んでも問題は有りません。

というのも、投資の世界は99%詐欺だと言われています。

ですがこのつみたてNISAに限って言えば、金融庁の審査が通らなければそもそもつみたてNISAで選べません。

つまり、つみたてNISAで購入出来るファンドはどれもが金融庁のお墨付きだということです。

その中で、なぜ上記4つを選んだのかと言うと。

  • インデックス投資である。
  • 200年間成長し続けているアメリカ投資である。
  • 幅広く世界に投資されている。
  • 最も低コストである。

この4つが主な理由です。

インデックスかアクティブか

投資には主に「インデックス投資」と「アクティブ投資」があります。

インデックス投資とアクティブ投資の違いは、インデックス投資は市場と同じ動きをする運用方法。

アクティブ投資は、市場の動きよりもハイパフォーマンスを上げることを目的とした運用方法です。

一見アクティブ投資のほうが良く聞こえますが、実はアクティブ投資のほとんどがインデックス投資に負けている事が分かっています。

またアクティブ投資は手数料が高くなりがちで、高い手数料は投資のリターンを押し下げます。

アクティブはインデックスに勝てない

これが今の投資の常識となっています。

そのため、投資先を選ぶのであればインデックス投資を選ぶのが賢い選択となります。

上記4つの投資信託は全てインデックス投資です。

200年間成長するアメリカ経済に投資する

投資するにあたって、「どこに投資するのか?」は最も重要な要素です。

日本人なら日本の株を買うべきでしょうか?

いいえ、投資信託を買う際、最も選択肢に入れるべきなのが”アメリカ株”です。

アメリカは株式市場が出来て以来、常に右肩上がりで成長し続けています。

このグラフの濃い線がアメリカ株式の成長グラフになります。

上下に細かく動きながらも長期的に右肩上がりなのが分かります。

この間第二次大戦やオイルショック、ベトナム戦争など幾度も試練がありましたが、アメリカ経済は常に右肩あがりで上昇しています。

それに対して日本はというと、1989年のバブル以来30年に渡る低迷期に入っています。

左の最も高い場所が1989年のバブル崩壊直前。

アメリカのS&P500と日経225を比較するとこのようになります。

紫のグラフがS&P500、下のグラフが日経平均株価になります。

一瞬アメリカを抜いているのがバブル期です。

このグラフの比較をみて、今の日本株に投資したいと思う人は居ないでしょう。

ここ10年アメリカが強すぎるきらいは有りましたが、それでも200年成長し続けているのがアメリカ経済です。

投資先にアメリカを選ぶのは無難だと言えます。

投資の鉄則は分散・分散・分散

投資の鉄則は分散・分散・分散です。

投資の中でよく言われるのが、「卵は一つのかごに入れるな」です。

卵の入った籠を落としてしまった場合、中に入っている卵は全部割れてしまいます。

ですが卵を複数の籠に分けていれば、1つの籠が落ちたところで他の卵には影響が有りません。

このように投資では分散がとても大事になります。

分散の仕方は主に

  • 地域の分散
  • 投資先の分散
  • 時間の分散

があります。

地域の分散

地域の分散とは、日本だけではなく、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなど複数の国に分けることで、

例えば日本が今後暴落してしまったとしても、他の国でリスクを軽減出来る。

というものです。

投資先の分散

投資は株だけでは有りません。債権やREIT(不動産)金・銀・プラチナ・石油など数多く存在します。

これらに分散して投資することで、たとえ株が暴落したとしても他のコモディティが上昇していれば損失を軽減することが出来ます。

時間の分散

時間の分散とは、ドルコスト平均法によって高値づかみを抑制し、価格の高いときは購入数を少なく、価格の安いときは口数を多く購入することで、大きな損失を回避するという買い方です。

画像出典元:https://www.daiwasbi.co.jp/fundcollege/investment/about/index4.html

 

つみたてNISAはこの地域の分散・投資先の分散・時間の分散が出来るのです。

ポートフォリオとリバランス

実際に投資を始めようと思った時、まず決めないと行けないのがポートフォリオです。

ポートフォリオとは、自分の資産の配分です。

実は投資においてこのポートフォリオが最も大事だと言われています。

ノーベル賞を取ったユージン・ファーマ氏の研究では、

【パフォーマンスを出すことにおいて最も大切なのがポートフォリオである】

という結果が出ています。

どのような内容の投資先に、どれだけの比率で組み合わせるのか。

それによって投資の結果は変わってくる。という考え方です。

このように投資家は自分の理想とするポートフォリオを組み、それを守ることで最大のリターンを得られます。

このポートフォリオの中身は本来自分で決めていく必要が有るのですが、投資信託はすでに割合が決められています。

1つ1つ投資信託によって中身が違うので、つみたてNISAをする場合、

自分の理想とする投資信託を選んで投資していく必要があります。

 

つみたてNISAの弱点

ここまでで、投資には分散とポートフォリオが大切だと言うことが分かってきました。

そのため、ポートフォリオは一度組んだらそれを守っていく必要があります。

例えば最初のポートフォリオを以下の内容で組んだとします。

  • 米国株20%
  • ヨーロッパ株20%
  • 日本株20%
  • 米国債権40%

運用してしばらくすると、この割合はどんどんズレてきます。

  • 米国株35%
  • ヨーロッパ株18%
  • 日本株15%
  • 米国債権32%

 

こうなった際、高くなりすぎた米国株を売り、元の比率になるようにポートフォリオを手直ししてやる必要があります。

このポートフォリオの調整のことを”リバランス”と言います。

年に1回程度で良いのですが、リバランスをすることで結果として最大の成果を生み出すことになります。

 

さて、このリバランスは投資をする上で必須と言っても良いのですが、つみたてNISAではこのリバランスが出来ません。

というのも、つみたてNISAは年間購入限度額が40万と決められており、例えリバランスのために売った資金であったとしても、再度投資すれば40万の枠を使ってしまいます。

つまりつみたてNISAではリバランスをすればその年の投資額が減ってしまうのです。

そのため、例えば

  • 先進国株30%
  • 新興国株30%
  • 日本株20%
  • 債権20%

つみたてNISAでこの割合でポートフォリオを組みたい!と思っていても、

リバランスが出来ないためにいずれこのバランスは崩れていってしまいます。

そうなると理想の投資は出来ません。

それを回避するためには、”投資信託1つ”で完結しているものを選ぶ必要があります。

それが冒頭で紹介した、4つの投資信託のうち”1つ”を選ぶ理由になります。

【基準は1つ】米国を信じるか、全世界で安心を得るか

さて、だいぶ長くなってしまいましたが、もう一度冒頭の銘柄を見てみましょう。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

これらの投資信託はそれぞれ投資している先が違います。(下2つはほぼ同じです)

分散している先が”全世界””米国”か。

このどちらかで分けています。

上2つは複数の国に分散して投資することで、リスクを減らすことを考えています。

対して下2つは、米国のみ投資先としています。

この2つどちらを選ぶかは、

今後も米国が投資先として最強なのか!?

これをどう捉えるかによります。

【全世界投資】 たった30年前は日本が最強だった

つい30年前までは、日本がアメリカ企業を吸収するほど強大だったのは皆さんご存かと思います。

世界の企業ランキング上位は日本企業ばかりでした。

ゴジラ対キングギドラでは、未来から主人公がやってくるのですが、未来の世界では日本企業の成長が止まらず世界を牛耳る大企業となっています。

ですが実際はどうでしょうか?

日本の企業は競争力を弱め、今は世界企業ランキング40位のトヨタが日本最高順位です。

たった30年前の栄光が見る影も有りません。

このように、今は一強であるアメリカですが、数年後、数十年後も一強であるかは分かりません。

もしアメリカ一本に投資していた場合、アメリカが沈めば自分も沈みます。

その点、全世界に投資しておけば、例えアメリカが落ちたところで他の国が大きくなれば自然とその国の投資割合が増え、他の国の成長を取り逃しません。

その分、アメリカ100%の投資信託よりも投資効率は悪くなります。

多少効率が落ちても、安全志向で行くのであれば

  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

こちらの2つが良いでしょう。

全世界株式と先進国株式インデックスの違いは、新興国を含むか含まないかの違いです。

新興国が不要だと考えるのであれば、先進国株式インデックスをオススメいたします。

【米国株】 今後もアメリカの成長は止まらない!

いやいや、今後アメリカの成長が止まるとは思えない。

グーグルやアマゾン・アップルは今や世界で必需品と化している。

それに200年間も右肩上がりのアメリカ市場は、今後も右肩上がりに違いない。

アメリカへ投資するのが最も効率的で高い成長率を得られるんだ。

そう考える人にオススメなのが

  • SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

こちらの2つになります。

どちらも投資先は同じで、日本の日経平均と同じような存在である米国のS&P500に投資します。

SBI・バンガードはSBI証券でのみ買える投資信託ですので、SBI証券以外の人はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)をオススメします。

 

全世界とは違い、米国株にフルインベストですので、米国株が今後も大きく成長するのであればより高いリターンを。

ここ10年が好調すぎたので、今後パフォーマンスが落ちていくようであれば、あまり良くないリターンになる可能性があります。

つみたてNISAの選び方と必要な考え方 まとめ

本当はつみたてNISAでもリバランスが出来れば、こんなややこしい事にならないのですが、現状出来ないものは仕方が有りません。

つみたてNISAは「一番最初に買うものを決め」後はそれ”1本”「20年間積み立てられるもの」を最初に選んでしまうのが良いでしょう。

あれこれと迷うかも知れません。途中で変えたくなるかも知れません。

別に変えてしまっても良いかと思います。

ですが最終的には、自分で納得して長期間投資できる投資先を見つけてください。

因みにですが、私は「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」を20年間積み立てるつもりで投資しています。

これ以外にも投資したいと考えた場合は、つみたてNISAは単体で考え、

別途特定口座で「オリジナルのポートフォリオを組む」というやり方をしています。

このようにつみたてNISAは単独で考えてしまうのが一番良いかも知れません。

今回の記事が参考になれば幸いです。

それでは良い投資ライフをお過ごしください!


インデックス投資をこれからしようと思っている方にオススメの本です。

インデックス投資にとって大切なことが全て詰まった本です。

一読されるとインデックス投資についてより深い知識を得られるのではないかと思います。


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