本日配信開始した何だか色々と話題になっているレシートが1枚10円になるアプリ
「ONE」を早速試してみました!
試してわかった懸念点とは・・・?
目次
使い方
まずは普通にアプリをダウンロード。
iPhoneの方はApp Storeから
Androidの方はPlayStoreから
「ONE」で検索! ONEで出なければ「ONE レシート」などで検索すれば出てくると思います。
インストールが完了して起動すると、SMSの本人認証がありますので、利用規約に同意してSMSを送信。送られてきた番号を入力します。
次の画面に移動したら、右下の + のマークをクリック! するとカメラが起動するので、レシートの写真を撮ります。
撮ったら紙飛行機のマークを押すと自動的に写真が送信され、10円GETです。
換金方法
換金方法はまずアカウントから本人確認を行います。
免許証などを用意し、裏表の写真を撮影。送信します。
本人確認には多少時間がかかることが予想されますので、早く換金したい方は早めに登録しておいたほうが良いかもしれません。
その後振込銀行を登録すれば換金が可能になります。
注意する点として、振込手数料の200円はユーザー負担となりますので、200円以上の金額を貯めてから換金するようにしましょう。
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懸念点
さて、なかなか革新的な事を考えるなーと思ったこのシステムですが、やはりいくつか懸念点が有ります。
それは
- 本人以外のレシートも撮影出来る時点で、正しいデータとは言えなくなる。
- 免許証等個人データを会社に提供するので、ユーザーの毎日の生活が筒抜けになる。
- 利用規約の権利譲渡について、個人データをそのまま他社に買収・譲渡・販売される可能性もある?
と言ったところでしょうか。
まず1つ目の懸念点はユーザーと言うより会社側の話です。
一日10枚が限度とはいえ、一日10枚もレシートを貰う人が一体どれだけ居るのでしょうか?
普通の人は一日1枚か2枚、多くて5枚程度でしょう。
そんな中効率を考えるなら、他人からレシートを貰うという考えに至る人は多いと思います。
そうなった時点で、既にその人の正確な個人データとは言えなくなるので、あまりデータに価値は無くなるのでは無いでしょうか?
2つ目の懸念点は、免許証等の画像を送ることで名前から住所まで筒抜けになります。そこからレシートの情報を調べられれば、免許証などから分かる個人の情報だけでなく、
その人の全てが分かってしまいます。
例えばです。
朝朝食にコンビニで菓子パン2つと野菜ジュースを購入。
仕事の昼休憩で近場のレストランでパスタを食べた。
仕事帰りに本屋で少女漫画と旅行雑誌を購入。
帰りにコンビニで晩ごはんのお弁当を購入。
生活用品が切れていたので薬局でお気に入りのシャンプーとその他必要なものを購入した。
ごく普通の社会人の生活かと思います。
ですがこれだけの情報があれば、この人の食事バランスや、移動量から大体の体型、帰宅時間に帰宅ルート、趣味、お気に入りの化粧品。食べてるものが分かればユーザーの将来の病気まで分かってしまうかもしれません。
つまり、レシートを提供するということは
ユーザーの生活範囲や生活習慣、趣味趣向まで、ユーザーの全てを丸裸にされるということです。
これって結構怖くないですか?
そして最後の懸念点。
これらの情報は利用規約上で、他社に権利譲渡される可能性が有ります。
第25条(権利譲渡)
利用者は、当社が、本規約に基づく当社の権利及び義務の一部又は全部を第三者(法人を含みます)に対し、譲渡することが出来ることに同意するものとします。
つまりユーザーの個人データを他社や個人に譲渡する可能性が有る。ということです。
おおう、これってかなり怖いのでは?
ユーザーの預かり知らぬ所で、自身のかなり細かい個人データが売り買い譲渡されているかもしれないのです。
とは言っても、一応会社なので個人情報についてはしっかりと管理しているはず・・・?
まとめ
今回は人柱的に使ってみましたが、そもそも私は1日1枚レシートを貰うことすら少ないので、このアプリは今後使わなさそうです。
確かに毎日最大100円貰えて、一ヶ月で最大3100円はかなり大きいですが、そのために買い物を増やしたら本末転倒ですしね。
懸念点も少しオーバーに書いてしまった感が有りますが、実際怖い所も有りますので、今後使うつもりの方は懸念点も有ることを知った上で使用されたら良いかと思います。
追記
その後「ONE」側からアップデートと、一部内容の変更がアナウンスされました。
個人情報の提出をしなくても良くなるようです。詳細は以下の記事を確認下さい。