考察

製造業の仕事は今後機械に取って代わられる!?未来の自分のために今から出来ること

ブログ界隈で有名なイケハヤさんの記事でこのようなものが有りました。

「今は機械の方が優秀だし、私は働かないで生きていくことにする」という選択肢が許される未来について。

内容は、人間よりも機械の方が今後優秀になっていくので、働くことは機械にまかせ、人間は仕事をしないで生きていけるようになる。というものです。

この意見に私も大いに同意です。

最近話題になっているAIしかり、ドローン技術や自動運転。3Dプリンター技術を見ていると、人間が必要になるのはあと10年かそこいらで、それ以降はもう人間はドンドン必要無くなっていくのだろうとヒシヒシと感じています。

私は今製造業で働いていて、主に金属の切削を行っています。

金属を機械を使って削ったり穴を開けたりしているのですが、一つのものを削って形を作るのに、その何倍もの体積をもった物体を用意する必要が有ります。

まだ入社して2ヶ月ですが、初めて金属を削って出たキリコ(金属の削りカス)の多さに、

「なんて無駄で非効率な方法だ!」

と本気で思いました。そして今でもそれは思っています。

ですが人間はその金属加工を数百年に渡って行ってきました。ようは数百年無駄で非効率な方法を取るしか無かったんですね。

ですが最近になって、3Dプリンターが台頭しようとしています。

3Dプリンターはプラスチックだけではなく、金属製品についても既に製造が可能になっています。

金属用低価格3DプリンターS1は40万円で鋳造と同じクオリティを発揮

 

つまりデータと機械さえ有れば機械が勝手に動いて、削ったり穴を開けたりする必要もなく、いきなり完成品を造り上げてしまうのです。

今まで人の手で金属の塊から削り取り、穴を開けて、ものによっては1つの失敗で全てがパーになるような加工を、機械は寸分の狂いなく自動的に造り上げていきます。

人間はデータをセットしてボタンを押すだけ。

MC(マシニングセンター)も十分便利ですが、今後製造業はMCと人間の変わりに3Dプリンターを導入していくことでしょう。

そうした方が無駄に材料を買わなくて済みますし、人件費も全く掛からない。

必要なのは設計と3DCADを使える人材だけ。

そんな世界がもうすぐそこまで来ています。

そんな中、製造業で金属を削っている私はどうなってしまうのでしょうか?

イケハヤさんが言うように、3,40年もすれば本当に人間が働かなくて生きていける時代になっているかもしれません。

働かなくても良い時代になっているなら良いのですが、今の世界を見ているとそうは思えません。

少なくとも今の段階で、今後製造業に明るい未来は見えません。

今の時代本職だけに留まらず、本職以外にお金を得る方法を真剣に考えたほうが良い時代になってきています。

製造業だけに留まらず、今後沢山の仕事が機械に取って代わっていくことでしょう。

そんな時代に向かって突き進んでいる今、私や製造業、その他機械に仕事を取って変わられてしまいそうな人たちはどうしていけば良いのか。

気がついた時には仕事場に自分の居場所が無く、仕事を探そうにも機械に取って代わられ仕事がみつからない。そんな事になるかもしれません。

まだ導入され始めたばかりである今だからこそ、考える余裕が有る今の内に、何か手を打っておくべきだと私は考えています。

 

 


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