グロム

【GROM】出先で突然バッテリーが上がって、マジで途方にくれた話

 

 

本日はタイトル通り。

出先で突然バイクのバッテリーが上がって、エンジンが掛からなくなって途方にくれてしまった話でもしようかと思います。

と言うか、たった今の話です!(泣)

今は何とか自力でエンジンを掛けて、いつもお世話になっているバイク屋に預け、向かいのマクドナルドで書いています。

さて、では語るとしましょうか。聞くも涙、語るも涙の物語を・・・。(言い過ぎ)

あ、ただの本日の大変だった思い出を語るだけの記事です。GROMで押しがけが出来たのか気になっている人には参考になるかも・・・?しれません。(多分ならない)

 

全ては2日前から始まっていた

ことの始まりは二日前。

私がこの記事を書いたところから始まる。

【GROM】グロムの時計の合わせ方 ズレた時刻を直して気分もスッキリ!

この日私は自身の愛用バイク

GROMの時計の合わせ方を記事にするため、グロムのイグニッションキー(バイクの鍵)をONにしていた。

ONにするのは良いのだ。

だがどうしてだか、記事を書く為にONにしたまま、OFFにするのをすっかり忘れてしまって居たのだ。

 

第一の試練

気が付いたのは二日後の本日朝。

バイクの鍵が無いと気が付いて、バイクを見に来てみればONになったままではないか!

もちろん2日間も電気が点いたままでバッテリーが持つはずもない。完全にバッテリーは上がり、エンジンも掛からない。

バイクが趣味の人やバイクを弄れる人は、ここでバッテリーを充電するなど方法はあるだろう。だが、全くもってそんな知識もない私は途方に暮れるだけだった。

今日は朝から六孫王神社や京都府立図書館に行く予定にしていたのだ。

だがそれも叶わなさそうだった。

そんな時、ふと昔みた光景を思い出した。

私の家の前は坂道になっている。

その坂道を利用して、よくバイク乗りがバイクを転がしているのを見かけるのだ。

いわゆる【押しがけ】というやつである。

*押しがけ:バイクを坂道などから転がし、強引にエンジンを回転させることでエンジンを動かす方法。

これだ!

そう思った私は初めての押しがけに挑戦する!

家の前の坂をバイクを押して登ったり降りたり。

何度か失敗はするものの、無事にエンジンは起動! 何とか出かけられそうだった。

今日は朝から蒸し暑く、京都の盆地はとんでもなく蒸す。

特に今週は毎日雨が降るような天気で、まるでサウナにいるような湿度の中、坂道をバイクを押しては転がし、押しては転がしをしている私の服は、家を出る前から既に濡れ雑巾のごとくであった。

さて、何とか掛かったエンジンを無駄にするかと、そのまま第一の目的地【六孫王神社】に向かうことに。(六孫王神社については別記事で)

近場のイオンモールにバイクを停めることにした。

第2の試練

六孫王神社の用事も済み、ついでにタイミングよく縁日だった東寺も楽しんだ私は、イオンモールで食事を取ると、そのまま次なる目的地。府立図書館へ向かうことに。

だがここで再び試練が現れる。

バイクを停めていた場所へ戻り、さて行くかとセルスイッチを押すと

プスン・・・

え?

再度スイッチを押す。

プスン・・・

おおう。

エンジンがかからない。

朝に続いて2回目である。

どうすんの?これ

 

バイク乗りの方なら、たかだか2、30分走った程度でバッテリーが回復する筈が無いと言う事はご存知かと思う。

だがバイク知識の乏しい私はその辺りのことを全く分かっていなかったのだった。

 

朝は目の前が坂道で、バイク初心者の自分でも何とか押しがけでエンジンをかける事ができた。だが京都は基本平地である。特に京都駅周辺に坂などあるはずもない。

京都の中心地、そこで一人動かないバイクにまたがり、途方にくれている中年オヤジがそこにいた。

何だこいつ。

と言いたげなイオンモールの警備員の視線が痛かった。

とりあえずここにいてもどうしようもない。

警備員のおじさんたちの冷たい視線に晒されるだけだ。それを喜ぶ趣味は私にはない。

と言う事で、とりあえずグーグルマップ先生に近場のバイク屋を探していただく事にした。

すると先生、早速近場に2件のバイク屋があるとの事! さすがグーグルマップ先生!有能すぎてそこに痺れる憧れるぅ!

とりあえず一番近場のバイク屋に行くことにした。

先ほども述べたように、今日の京都はまるでサウナである。

古都京都

はるか昔から日本の中心地であったその地で、ただの転がる文鎮と化したバイクをフルフェイスを装着した、全身汗だらけの中年オッサンが押して歩く。

周りの視線は押して然るべし。

何とかたどり着いた一番近いバイク屋だったが、さて、どうしたものか。

店の前から声を掛けてみても、昼時だったので昼過ぎまで待ってみても(約一時間)全く人が現れる気配がない。

学校が近く昼時と言うのもあって、目の前を学生達が何人も通り過ぎて行く。

古都京都の真ん中で(以下略

小さな店で、ちょっとした整備程度しかやっていないようなお店だったので、もしかしたら開店閉業状態だったのかもしれない。

『何だよ全く使えないじゃないかグーグルマップめ。先生など付ける必要無いな。お前はこれからただのグルマ(グーグルマップの略)だ!』

仕方がないので、2番目に近いバイク屋に行くことに。

って、正反対の場所じゃないか! ほんと使えない奴だなグルマめ!

内心でグーグルマップに見当違いな文句を言う私。

念のため、今度は見てもらえるかちゃんと確認を取ることに。

因みに2件目に伺ったバイクショップはこちら

シバタモーターサイクルさん。

昔からあるバイクショップのようである。

電話して確認して見たところ、対応できるか分からないけど、とりあえず見てくれるそう。

とても優しく対応していただいた。

サウナのような気候の中、ヘイコラヘイコラ言いながら何とか到着。

到着すると、ご年配の優しそうなおじさんが対応して下さった。

早速見ていただく事に。

が、

店主さん:「バッテリーを充電するには八時間程かかる。今日預かって明日返す事になるけど大丈夫?」

まさかの八時間充電。

押しがけで掛かったものだから、てっきりもっと簡単に行くものかと思っていたが、どうやら見通しが甘すぎたようだった。

店主さん:「それなら、買ったお店に連絡して引き取ってもらった方が良いんじゃない?それぐらいはやってくれるよ!」

私の様子をみてそう言って下さった店主さん。

その考えは有ったが、どうにか自力かバッテリー充電程度で済ませたかったのだ。

だが、この店主さんのお言葉でいつもお世話になっているお店に電話することにした。

行きつけのバイク屋に電話したところ、立て込んでいるので二時間後でしたら可能との事。

それでお願いする事にした。

なんとか引き取ってくれる事を店主さんに言うと。

店主さん「そうか、よかったね! 今日は混んでないから30分もあれば来てくれるよ!」

と優しいお言葉をいただいた。あと二時間待たないといけない事を言うのは野暮であろう。私はお礼を言ってそのお店を後にした。

今日は散々な日だったが、今日一番よかった事はこの店主さんに会えた事だと自信を持って言える。

それほど優しくて素晴らしい店主さんだった。家から近くて、私のバイクが原付なら是非とも懇意にしたいぐらいだ。

この店主さんに会えたからもう良いか。そう思いながら後二時間過ごす為に再度イオンモールに向かう事にした。

何とか再度押し掛けでエンジンを掛けられないかとスマホで色々調べていると、どうやら十数キロ出ていればエンジンは掛けられるとの情報が。

とりあえずやらないよりもやった方がいい! そう考えた私はイオンモールに向かいながらバイクを押して押して押しまくった。連続ダッシュである。

息は切れて呼吸は上がり、口には粘ついた唾液が張り付く。

中年の運動不足をなめてはいけない。ほんの数分走れば息切れでまともに呼吸すら取れなくなるのだ。

だが諦めず何度もなんども行なっていると、遂にエンジンに反応が!

一瞬で切れてしまったが、確かにエンジンがかかり掛けたのだ。

こうなりゃ意地だ! と、さらに平地でダッシュ!ダッシュ!ダッシュ!

そしてついに! ついに! エンジンをかける事に成功したのだった。

きっと押しがけレベルがあるとしたら朝はLv0で、この段階ではLv15ぐらいにはなったに違いない。

何とかエンジンをかける事に成功した私は、府立図書館へ行く事を諦め行きつけのバイク屋に行ったのだった。

エンジンも切れる事なく無事バイク屋に到着。

早速バッテリーをチェックしてもらう。

店員:「電圧が落ちているので交換ですね。」

私:「ま、まじか」

店員:「二日後に取りに来てください。」

私:「お、おう。因みに、値段の方は・・・。」

店員:「工賃含め、金額はだいたい17,000円ぐらいになります。」

私:「・・・・・・」

以上がついさっきまでの私の物語である。

 

まとめ

こんな中年男のつまらない苦労話をここまで読んで下さってありがとうございます。

ほんともう、車やバイクはいざという時自分で対処出来なくなると本当に困ってしまいます。

今回は自分の不注意で1日大変な目にあい、余計な出費をかける事になりました。

まじで二日前の自分に言いたい。

イグニッションキーぐらい切っとけボケ!

こんな時の為に、自分でバッテリー充電ぐらいは出来るようになっておこうと思います。

出先で何も出来ないと言うのは、中々につらいものがありました。

バイク乗りでメンテは全て店員任せな人、そもそもメンテをしない人などは、多少なりとも自分で弄れるようになった方がいざという時いいですよ。

今回の教訓でした。

 

 


スポンサーリンク