魔法と魔術の違いはなんなのか?徹底検証!

2019年1月21日

 

魔法に魔術

同じく「魔」という字が付く似たような言葉ですが、この二つは違うものなのでしょうか?

正しい定義は無いかと思うのですが、考察してみました。

 

魔法と魔術 文字から読み解く違い

こういった似たような言葉は、一度日本語以外の言葉にしてみると、意味がスッキリと分かったりします。

という事で、「魔法」と「魔術」を英語にしてみました。

英語で分かる魔法と魔術の違い

・魔法=magic

・魔術=magic

 

英語に変えてみましたが、結局同じ言葉になってしまいました。

しかし、魔術にはmagic以外にも「witchcraft」と言う言葉が出てきました。

witch=魔女 craft=技能

つまり、witchcraft=魔女の術となります。

witchcraftとは

魔術(呪術)、まじない、占い、ハーブ(薬草)などの生薬の技術など、魔女と関連付けられる知識・技術・信仰の集合を指す。魔女術ともいう。

wikipedia抜粋:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%83%

E3%83%81%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%88

魔女の術=魔術です。

魔術はこれでなんとなくわかりましたね。

ですが魔女は魔法も使います。

魔法と魔術の違いはまだわかりません。

ではまた漢字に戻して、今度は漢字の下の文字を調べてみましょう。

漢字から読み解く「魔法」と「魔術」の違い

魔法の下の字は「法」、魔術の下の字は「術」です。それぞれの意味をみて見ると

・法=「現象や事象などがそれに従って生起し、進展するきまり。法則」

・術=「人が身につける特別の技。技術」

 

ふむふむ

「法」はそのものの決まり、つまり法則を表し、「術」はそれを使った技や技術を表している。

という事のようです。

ではこの二つの文字に「魔」を加えて考えてみましょう。

・魔法=「魔の定められた現象、事象の法則」

・魔術=「魔を使う技、技術」

となりました。

どうでしょうか? 何となく分かってきた気がします。つまり、

・魔法=神秘的で超常的な力の理

・魔術=術を用いて、事象(超常的な力)を操る技術

という事でしょう。

かの有名なゲームであるFateシリーズでは、

・魔法=本当の意味で超常的な、技術でも魔術でも再現不可能な力

・魔術=現在の技術で再現可能なもの

と作者によって魔法と魔術の違いは分けられています。

 

Fateでは「魔法」は再現不可能な超常的な力であるのに対し、

漢字では「魔法」は、魔の理のことであり、則性そのものが「魔法である」と言えます。

つまり、「魔法」とは魔の法則性そのものをいい、「魔術」はその法則性を術に落とし込みつかうもの。

つまり大元は同じものである。と言えます。

魔術から考察する魔法と魔術の違い

 

魔法と魔術が同じものだと言いましたが、次は実際の魔術の観点から見ていこうと思います。

ここで言う魔術とは、

ファンタジー小説などで使われる魔術ではなく、実際の世界で、実際に行われていた呪術的な魔法のことを指します。

現実の世界では、呪術的に超常の力を操る術のことを魔法や魔術と言い、どちらも同じものを指していました。

魔術(魔法)には大きく分けて黒魔術と白魔術の2種類が存在します。

黒魔術と白魔術の違いは

相手を害するか、癒やすか

の違いです。

主に相手を害するために悪魔を召喚したり、呪いをかけたり、そういった邪悪なものが黒魔術です。

逆に相手を癒やし、助けるのが白魔術となります。

相手に直接的に攻撃する(火や風を出して攻撃する)のではなく、

呪いや悪魔、道具などを用いて間接的に相手を害するのが黒魔術です。

ですがそうなると、私達が普段イメージする現代の魔法とは大分異なってきています。

これはどういう事なのでしょうか?

現代における魔法と魔術の違い

本来魔法というものは、全て道具を使った呪いや、悪魔を召喚するといった方法によって超常的な現象を起こす方法でした。

今のメジャーな魔法使いのように、火や水を出したり、目に見えて攻撃するようなものではなかったのです。

最も分かりやすい例として、ロード・オブ・ザ・リングのガンダルフが居ます。

ロード・オブ・ザ・リングが書かれた時はまだ

魔法=目に見えての攻撃手段ではありませんでした。

ですのでロード・オブ・ザ・リングの中で、ガンダルフが魔法を使う機会は殆ど有りません。

寧ろ杖でぶん殴って戦っていたぐらいです。

それはガンダルフが、本来の昔ながらの魔術師であった為です。

ですがその後、ゲームなどの影響で、魔法を目に見えて攻撃する手段とする必要が有りました。

そのため

魔法=その場で直ぐに発動出来る攻撃手段

となっていったのです。

それが現在の日本での主流となっている魔法です。

この様に時代が変わることで魔法=魔術だったものが、

魔法=目に見えて効果が現れる超常的な能力

魔術=術を用いて効果を表す超常的な能力(昔からの魔法)

と成り代わっていき、昔ながらの呪術的な魔法は徐々に魔術と呼ばれ、新たに生まれた新しい魔法の大きな括りの一部になっていきました。

 

魔法と魔術の違いとはなんなのか? まとめ

魔法と魔術の違いについてまとめてみましたが、昔は魔法=魔術だったのが、

魔法の概念が変わって行き、

魔法=即座に発動出来る、目に見えて相手を攻撃する超常的な現象・もしくは魔術では行使できない超常的な能力

となりました。

それに対して魔術

昔ながらの呪術的な要素を残したまま、現代の要素を取り込んだ新しい魔法の技術

と言えるでしょう。

昔は魔法=魔術であったものが、時代が変わることで新たな文化として発展し、生まれたのが現代で使われる魔法です。

近頃では、現代で使われる魔術として、機械的なデバイスやプログラミングを混ぜ込んだような魔術が出てきています。

まだまだ進化の可能性を秘めている魔法。今後の魔法がどう進化していくのか楽しみです。