ファンタジー

【異世界おじさん】異世界ものに飽きた人におすすめの異世界漫画!

ここ最近溢れかえっている異世界転生、転移もの。

確かに面白いものの、いささか数が多すぎて食傷気味に・・・。

異世界ものは好きだけど、テンプレ展開にもう飽きた!という人におすすめしたい漫画があります!

それはこちら!

 

「異世界おじさん 」

異世界に行った叔父さんが、17年の時を越えて(17年間眠り続けていたのが目を覚まして)現実の世界に帰ってくる!

という物語です。

この漫画の面白いところが、叔父さんの知識が17年前(2000年頃)で止まっているということ。

2000年頃というと、「ツンデレ」という言葉がまだ一般に浸透していなかったり、今では常識となっている異世界のテンプレがまだ出来ていなかった時代。

そんな時代から、テンプレ異世界に飛ばされた叔父さんが異世界でとった行動とは!?

 


現代テンプレと2000年代のずれた常識から生まれた名作

2018年の今と2000年とでは、たった18年でも大きく変わっています。

携帯電話はスマートフォンに。

2000年にはWindowsMEが発売され、現在はWindows10に。

今では一大ネット小説投稿サイトとなり、異世界ブームを作り出した「小説家になろう」もまだ誕生すらしていません。(設立2004年)

そんな時代に今のネット小説など影も形もなく、2000年に生きていたおじさんの中にあるのは、「プレステかサターンか」という選択肢のみ。

そこで「サターン」を全力で推した、一般人からすると少し変わったおじさんが、トラックに撥ねられ突然異世界に召喚され、17年の時をへて2018年に帰ってくる。

そんな叔父さんを迎えたのが、叔父さんの姉の息子である「たかふみ」だった。

 

この「たかふみ」と異世界に行ったせいで現代の常識から置いて行かれてしまった「叔父さん」の、絶妙にズレたギャップが面白い。

そのギャップというのも、2000年代を知っているものからすれば、理解できる絶妙な内容なのがミソ。

2000年代の人が今の時代にタイムスリップすればこんな感じなのか!と互いの時代を知っているからこそ分かる面白さがあります。

またそれが今流行りの異世界ものと絡むことで、異世界であらゆるフラグを知らずへし折ったり、(フラグすら分からない)

とことん今どきの主人公とは違う活躍をしていく。

今の流行りを逆手に取って構成されているこの漫画は、まさに今の異世界転移ものに飽きた人にオススメ出来る傑作漫画です。

 

表紙の女の子はヒロイン・・・?

良くある異世界転移・転生に飽きていたときにこの漫画に出会えて、心の底から笑いました!

しかもこの漫画、表紙に出ている女の子が主人公かと思いきや、主人公はブッサイクなおじさん。

じゃあこの女の子はヒロインかと思いきや、ヒロイン枠なのにおじさんの知識が2000年代で止まってしまったせいで、ヒロインになり切れなかったという可愛そうな女の子です。

おじさんに一度命を助けられたせいか、おじさんの事を気になってしまっている女の子。

ときにはおじさんを処刑から助け、襲ってくる村人を仲裁し、世界を滅ぼしかねない巨大な敵にもおじさんを助けるために挑もうとする、

メチャクチャ可愛くて、ものすごいいい子。

こんな可愛くていい子なのに、おじさんが【ツンデレ】を知らないがために「酷いこと言ってくる嫌な女」扱いされ、ヒロインになり切れなかった可愛そうな子がこの子です。

(ツンデレが一般的に広がったのは2005年頃)

読んでいて、おじさんの行動に「そこでそう来るのかあああ!!」と何度叫んだことか!

いくら相手が可愛くても、それをぶった切っていくおじさんの行動が勿体無いと感じると共に、これだからこそこの漫画は面白いのだ。とそう思います。

 

異世界おじさんまとめ

異世界ものに飽きた人、異世界ものが好きな人、単純に笑いたい人にオススメできる漫画です。

異世界から帰ってきた人の話も良くありますが、それだって現実世界でただチートをしたり、異世界の住人が現実世界に来たりと、どこか似通ったものばかり、

そんな中、この漫画は現実世界から置いて行かれ、さらには異世界の力も現実世界で使えるようになった唯のおじさんが、面白おかしく生きていくという、マンネリ化した異世界ものに新しい風を感じました。

今までのテンプレに飽きた人に是非読んでもらいたい名作です。

 


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