小説

年収90万でハッピーライフ 感想 1つの生き方では有るが、不安は解消されない

年収90万でハッピーライフを読んでみました。

読もうと思ったのは、そもそも社会に出て働くということに疑問を思ったこと。

仕事をしなくても生きていけないか普段から考えていること。

そして、個人業でもある私にとってこの年収90万という数字はリアルな数字でも有ることが原因です。(実際にはもっと収入は有りますが)

実際に読んでみて思ったのは、

「考えや生き方に似ているものの、将来の考え方については楽観的すぎて不安は解消されない」

というものでした。

本の紹介

作者プロフィール

本書の作者は大原扁理さん。

25歳から6年東京で年収100万以下で過ごす。

現在は台湾に移住し、海外で隠居生活が出来るか実践中

東京で年収100万というと相当厳しいかと思いますが、大原さんは家賃2万8千円。

週2回の介護の仕事以外は、ブログやたまに来るライティングの仕事、読書・散歩などで普段生活を過ごしていたそうです。

どうして年収90万生活に至ったのか

そもそもどうして大原さんが年収90万生活に至ったのか。

大原さんは子供の頃から周りと合わせるのが苦手で、周りと一緒の事をするのがどうしても出来なかったそうです。

高校卒業後、大学に進学するお金は無く、就職もせずにバイトに明け暮れ、それ以外の時間は全て趣味の読書したり映画を観たりと気ままに過ごしていたとか。

その後世界旅行に出かけ、めちゃくちゃ楽しかったのですが、結局大きく変わることはなく

実家を出て東京へ。

家賃の高さに驚くものの、格安物件に入り込み、自分なりのフツーの生活を求めていったところ、仕事の数を減らし今の週休5日の生活になったそうです。

ノウハウではなく、大原さんの価値観を書いた内容

本書は年収90万で生活するノウハウ本ではなく、自分の嫌なことや、したくないことは切り捨て、したいことだけをしていった結果、年収90万に至ったという。

どちらかというと大原さんの実際の経験から生まれた、大原さんの価値観を書いた内容となっています。

学校で虐められた時にどうして回避したのか、働く理由とは?、友達って本当に必要?

こういった、世間では一般的に”フツー”と言われている事とは、本当にしなくてはいけないことなのか?

そういった世間では当たり前だと言われていることをしなくても人間生きていけるし、お金の為に無理して働かなくても”ハッピーライフ”は出来るんだよ!

そう大原さんに言われたような気がします。

 

将来についての不安

とはいえ、私は大原さんのようにいらないものを捨てて、その中に幸せを感じられる程にまでは至っていません。

欲しい物だってあるし、遊びたいこともある、お金だってほしいです。

それに、将来について不安があります。

大原さんは、今まで何とか生きてこれたから、将来だってなんとかなる。

といった考えの方です。国民年金も免除だそうで、支払っていないとか。

国民年金が将来今と同額支払われるかどうかについての議論は置いておくとして、未来に置いても国民年金は支払われると私は考えています。

国民年金は長生きすれば支払った分以上に大きく返ってくる、実はかなり凄いシステムなのですが、支払いをしていない人は当たり前ですが貰えません。

将来年をとった時に、大原さんのプランだと年金が貰えず一生働く必要があります(週2日だとしても)

それを考えると、将来的な不安を「なんとかなるさ」で見過ごすのは私には怖いです。

感想まとめ

将来的な不安があるとは言え、そもそも農家の方は一生働いているわけですし、大原さんは自給自足でもして暮らすのかも知れませんね。

「年収90万生活でハッピーライフ」はあくまで大原さんの生き方です。

この通りに生きていくのは大多数の人には難しいでしょう。

ですが、大原さんの生き方から学べることは多いと思います。

あと大原さんの生き方が私に似ていたのも少しシンパシーを感じますね。

毎日無理して働いて疲れている人や、生きる目的を見失った人は、是非この

「年収90万でハッピーライフ」を読んでみてください。

新しい世界がそこにはあります。

 


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