今週のオススメなろう小説はファンタジー枠からこちら!【コープスホワイト】です!
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11/18完結した小説ですので、ラストまで続きを気にすること無く読むことが出来ますよ!
タイトルであるコープスはcorpseでしょうか?
単語の意味としては「死体」と言った意味だそうです。
白い死体・・・。一体どういう物語なのでしょうか?
さっそくあらすじから見てみましょう!
目次
あらすじ
小説内あらすじ
「なんと美しき死体か!」
ある王国には絶世の美貌を讃えられた王女がいた。しかし彼女は継母の陰謀によってその地位を追われ、逃亡の末に森深くに住む死霊術師と生ける屍に匿われる事となった。森の屋敷でそれぞれに重荷を背負う二人は交流を深めていき、そして王国の行く末を決める戦いの当事者となる。
死霊術師のデュレインはある日自身の住む森の中で倒れていた女性を見つける。
綺麗な身体のまま死んでいると思ったデュレインは女性を森の奥にある自身の屋敷へと連れ帰り、アンデッドにすることに、しかしいざ儀式を行おうとした時、女性が目を覚ます。
目を覚ました女性をみたデュレインは、顔をみるみる内に青ざめさせて、
「うあああぁぁぁ! こここ、こやつっ、生者ではないかあぁぁぁぁ!!」
屋敷どころか外の森にまで響く大きな悲鳴をあげる。
死霊術師デュレインは森の中から一切出ない、万年引きこもりで生者恐怖症の死霊術師だった。
心優しき生屍達と生屍の主デュレイン
生屍(アンデッド)と言えばイメージとしては腐っていて匂いもキツく、知性も持たないモンスターをイメージしますが、本作に出て来るデュレインの操るアンデッド達は、生きていた人間がそのまま死んでも動いているかのような、個性豊かなキャラクターとして登場します。
そんなアンデッド達ですが、読んでいて最初はただデュレインによってアンデッドとして生かされ?ているだけの身の回りの世話程度の存在かと思っていました。
ですが読み進めていく内に、彼らがアンデッドになった理由。
彼らが主であるデュレインをどれだけ好いていて、またデュレインも彼らのことを大切に思っているのか。
どうして彼らは明らかに厄介事であろう少女、王女スノウリアを匿う事にしたのか。
そういった理由が徐々に見えてきます。
そして家族を失い裏切られ、生きることすら諦めかけていたスノウリアも、彼らと共に生きる事で
失った優しい気持ち、生きる気力を取り戻していきます。
登場人物の殆どがアンデッドという触ると冷たい死者だというのに、読んでいるととても温かい気持ちになれる物語です。
中盤から怒涛のクライマックスへ!
そんな平和な時を過していた二人でしたが、遂に追手が森にまでやって来ます。
否応なしに戦いに巻き込まれていく二人。
未だ己の弱さを克服出来ずにいるデュレイン。
覚悟を決めたスノウリア。
スノウリアを真に守ると決めた近衛騎士のセオボルト。
そしてアンデッド達の想いと願い。
物語は一気に終盤へと進んでいきます。
題材的に物語が大きくなりそうな題材でしたが全36話とコンパクトに綺麗に収められています。
また読みやすく、安心して最後まで読むことが出来ました。
物語の前半は、アンデッドたちとの気楽で楽しいワイワイとした物語でしたが、後半から物語は急展開、前半の雰囲気から一気に緊迫したものへと変わっていきます。
そんな中で辛い決断を迫られるスノウリアとデュレイン。
辛い選択を乗り越え困難に立ち向かった二人の結末とは・・・?
童話や王道ファンタジーが好きな方、勿論スノウリアとデュレインとの恋愛要素も有りますのでそういったのが好きな方にもオススメです。
小説はこちら↓
コープスホワイト
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